HOME製品情報強誘電体測定器VisionVisionソフトウェアの更新情報



Vision 3.2.0からVision 4.6.0までに、Visionソフトウェアに追加・更新されたTaskの情報です。
日本フェロ・テクノロジー社では現在、Vision Version 4.6.0を準備しております。


Vision 本体
64bit版、32bit版 Windows 7 に対応いたしました。 
強誘電体テスターの認識画面や計測中の中断ボタン等が追加されています。
使用上、便利になったいくつかの機能とTaskを紹介します。

強誘電体テスターの選択画面を表示します。
複数のPrecision強誘電体テスターを同時に接続が可能になり、Visionソフトウェア起動時に使用するテスターの選択画面が現れます。強誘電体テスターが正しくホストPCに接続しているかをソフトウェア上からも確認することが可能です。

DataSetエクスプローラー内でのフォルダー、サブフォルダーが使用できます。
実験条件、実験結果を内包するDataSetを管理するDataSetエクスプローラー内にフォルダー、サブフォルダーを作成し、その中にデータを保存することが可能になりました。以前のデータを新しいフォルダー内に移動することも可能です。Task種類やサンプルの種類に応じて保存場所を変える等の使用方法が可能です。

新規DataSet作成時にDataSetのフォルダー、サブフォルダーのパスに応じて、ご使用のコンピューター内に自動でフォルダー、サブフォルダーが作成されます。 

Vision終了時にEditor Window内に設計した計測定義が保存されます。

計測後のDataSetにメモを追加可能です。
重要なデータについてメモを添付できるようになりました。メモはC:\Program Files\Radiant Technologies\Vision\System\Notesに保存されます。メモ付きのDataSetのアイコンは右肩にnの印が付けられます。

  通常時のデータアイコン  メモ添付データアイコン

計測中に停止ボタンが表示されます。
計測中にホストPCの画面上に各種計測プログラムに応じた計測停止ボタンが表示されるようになりました。(以下の画像はHysteresis計測時)このボタンを押すことで現在計測しているTaskを終了し、次のTaskを実行します。


DataSetの管理が簡便になりました。 
DataSets Explorer Window上からDataSetの並べ替え (Sort)、検索 (Search)、DataSetの削除 (Unregister)、リネイム (Rename)が可能になり、データの管理が簡便になりました。


各種Task
より使いやすく、より詳細な計測を行うために新しいTaskの追加や、既存のTaskの更新をラジアント社では日々、行っております。また、VDF形式でのデータの入出力を可能にしました。

VisionのTaskアイコンが変化しました。
メモ添付によるアイコン変化以外にFilter TargetやBranch Targetによりアイコンが変化し、計測定義内での各Taskの関係が分かりやすくなりました。計測の成否に応じてアイコンの色が変化します。緑が正常、赤が何らかの異常が生じたことを意味します。

Branchターゲット  Filter ターゲット  正常時  異常発生時

Vision Data File(VDF)形式でのデータの入出力が可能です。
計測したデータ、計測済みデータからVision Data File形式でデータの外部出力可能です。
このデータを同じ計測Taskに読み込ませることで、計測結果として取り扱うことが可能になります。
すなわち、半年前の計測結果と今の計測結果を呼び出し、Visionソフトウェア上で重ね書きや差分量の計算等を行うことが出来ます。
これまで通り、印刷や、データのテキスト形式、Microsoft Word、Excel形式(Word、Excelのインストールが必要)での外部出力も行えます。


外部出力選択画面

高電圧インターフェイスと高電圧アンプの制御が簡易化されました。

内部、外部電源切替画面
Vision 3.2.0では高電圧アンプの出力レンジに合わせて手動で設定する必要がございましたが、Vision 4.x.xではSet Amplifierボタンを押していただき、内部か高電圧の切替を行い、HVI Comm PortとHVI Channelの数値を設定してください。
1台しかHVAを接続しない場合は、初期値の(1、1)で操作します。(画面は2台のHVAを接続可能な10kV-HVIでの2番目のHVAを制御する場合)

Filter Tasksを再編集し、目的別に新規Taskを作成しました。

Accessory EEPROM Taskを追加しました。
全ての付属品(HVI、HVA、MUX)の情報を一括で手に入れることが可能なTaskです。複数のHVAを配線している時に、使用しているHVAの能力を簡単に把握することが可能です。

GPIB Set Temperature Taskの精度の向上及び新しい恒温槽を追加しました。
新しいGPIB Set Temperature Taskは、恒温槽のオーバーシュートが安定するまでモニタリングを行い、安定したことを確認した後、次の計測を始めるように温度制御の精度が向上しました。
磁場の制御が可能なQuantum Design社製恒温槽Quantum 6000の温度制御を標準で内蔵しました。

ネスティングブランチTaskが追加されました。
ブランチTaskを含む連続した実験定義を繰り返し実行することが可能になりました。
注意深く計測定義を設定する必要がありますが、計測定義の繰り返しプログラムが簡便になります。

GPIB Read Temperature Taskを追加しました。
GPIBを介して接続した恒温槽の現在温度を恒温槽から読み取り保存するTaskです。
記録した現在温度はUser VariableやPromptで呼び出すことが可能です。

ヒステリシスのDrive Typeで2重三角波、All zeroesの選択が可能になりました。
2重三角波:これまでは自作のドライブプロファイルで設計する必要がありましたが、2重のヒステリシスループを標準で内蔵しました。
  ●2重三角波選択時に±Pr、±Vcを計測結果に表示するようになりました。
All zeroes:電圧を印加しない状態での外部ノイズを計測します。

ヒステリシスでCharge vs time等の表示が可能になりました。
ご要望の多かったChargeでの表示が可能になりました。
Charge vs Voltage、Charge vs Field、Charge vs Timeなどの設定が可能です。


Charge vs Voltage


Charge vs Field


Charge vs Time

Time-Dependent Compensation Filter Task を追加しました。
試料の直流リーク電流に依存した分極値を除去するプログラムをVision 4.3.0から実装しました。
異なる計測速度の2つのヒステリシスからリニアーリーク成分を計算し、強誘電体成分を求めます。
下記の図はラジアント社製強誘電体テストチップのヒステリシス(青色)とリーク成分として抵抗を追加した際のヒステリシス(緑色)です。


抵抗を追加した強誘電体を計測時間100ms(赤色)、200ms(青色)でヒステリシス計測を行った結果が下図になります。計測時間の増加に伴ってヒステリシス形状が変化することがわかります。


時間依存で変化するリニアーリーク成分をTime-Dependent Compensation Filter Taskを使用して求め、差し引きます。得られた強誘電体成分と抵抗を追加していない強誘電体のヒステリシスを下図に示します。ほぼ重なり、リニアーリーク成分の除去が行われました。
また、Visionソフトウェアは浮遊容量成分除去のParasitics、強誘電体成分以外を除去するRemanent Hysteresisの2つのプログラムも標準で実装しております。





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